2026-06-02

ラードとVCO——脂の旅のルートが、違う

火曜モーニング会

🥥 3行まとめ

「脂を食べると太る」は、脂の種類と旅のルートを知らない人が言う言葉かもしれません。ラードのような長鎖脂肪酸は、全身を回ってからエネルギーになる「全国発送便」。ゴナッツオイル(VCO)は、腸から肝臓へ直行し、カルニチンという運び屋の手も借りずに、そのままエネルギーに変わる「肝臓直行便」——この違いを知ると、胃もたれの理由も、なぜVCOがすぐ元気になれるのかも、はじめて腑に落ちてきます。

📖 今週のキーワード

「全国発送便と肝臓直行便」
→ 長鎖脂肪酸(ラード・一般的な植物油など)はリンパ系・血液循環を経由して全身を回ってからエネルギーになる
→ ゴナッツオイルの中鎖脂肪酸は、腸から直接肝臓へ——迷わず、速い
→ 揚げ物で胃がもたれる原因のひとつは、この「旅の長さ」にある

「カルニチン」
→ 長鎖脂肪酸がミトコンドリアの内膜を越えるために必要な「運び屋さん」
→ 語源はラテン語の「肉(carne)」——筋肉の中に多く存在する
→ VCOはカルニチン不要でミトコンドリアへ直接入れる。一人で突破できる

🔍 ちょっと補足

今回の核心は「代謝ルートの違い」です。

① 長鎖脂肪酸の旅(ラード・一般的な植物油)
腸で吸収 → リンパ系 → 血液循環で全身を経由 → カルニチンの助けを借りてミトコンドリア内膜を越える
時間がかかり、体力も必要。これが「胃もたれ」や「脂肪として蓄えられやすい」感覚の一因。

② VCO(中鎖脂肪酸)の旅
腸で吸収 → 直接肝臓へ → カルニチン不要でミトコンドリアへ → すぐエネルギーに変わり、使い切る
スピーディーで、体脂肪として残りにくい。

マウス実験(12週間)では、VCO摂取グループで:
・体重増加の抑制
・血糖値の良好な処理
・肝臓脂肪の減少
・炎症指標の改善
が確認されています。

「体の組成は脂質とタンパク質でほぼできている」——だとしたら、この2つをちゃんと摂ることが、元気な体を維持する一番シンプルな答えかもしれません。

✅ 今週のチャレンジ

揚げ物を食べた後、胃の感覚を少しだけ観察してみてください。

重い、もたれる感じがあるなら、それが「長鎖脂肪酸が旅をしている」サインかもしれません。
次はゴナッツオイルで揚げた料理と比べてみると、その差がはっきり感じられると思います。

「知っている」と「感じる」がつながった瞬間、体の理解が一段深まります。

体験した方は、ぜひコミュニティで教えてください。

#火曜モーニング会

📎 今日の話題のきっかけとなった記事

[肝臓行きの「直行便」── VCO vs ラード、12週間マウス実験が映した体重・血糖・肝臓の差](https://21globalclub.com/publish/article/xr2pCGTPNn)

参照論文:PMID 40933255

この日のスピーカーの体験談など
続きは認定ココナッツマイスターの方にお届けしています。

📎 今日の話題のきっかけとなった論文: PMID 40933255