プライマルコーチング コース

健康なライフスタイルを導くためのフレームワークを学ぶ

「健康」や「医療」の分野は広大で、情報も細分化されて整理されておらず、クライアントの総合的健康を実現できる専門家の数もごく僅かです。 短期間のコーチングでクライアントが自身の健康への歩みを始めることができるように、健康に最も大きなインパクトを与える要素を集中的に学習します。

健康、そして人生における重要な目標の達成を導けるコーチの育成

最新の科学からの情報に基づき、クライアントの生活にプライマル要素を導くための体験的スキルを獲得していきます。型にはまった食事法やサプリの提案にとどまらない総合的ウェルネスを実現するために、Body-Mind-Spiritからアプローチできるコーチの育成を行います。

コーチングビジネスを学ぶ

コーチングをビジネスとして成立させるためには、リード管理からコミュニティマーケティング、ご自身のコーチングスタイルにあったテーマの設定やターゲティング等の知識と実践が必須です。巨大な健康指導の市場におけるご自身の立ち位置や顧客への価値の届け方などを明確にして、新しいお客様に見つけられやすいコーチを目指しましょう。

睡眠

人間はなぜ眠るのか？休息とはどの様なプロセスなのか？睡眠が健康に与える影響とは？睡眠が十分でないと、その質が高くないと何が起こるのか？最新の睡眠科学を学びながら、クライアントの睡眠の質を分析し、向上させる提案をできるようになりましょう。

日照

紫外線をお肌の敵だと思っていませんか？紫外線にはお肌でビタミンDを生成させるだけでなく、健康レベルを向上させる生理活性物質を生産していきます。現代では太陽光線が家庭でも仕事場でも遮断されているため、健康が阻害されています。適切な日光の利用の仕方をクライアントと一緒に考えていく力をつけていきます。

光

全ての代謝遺伝子をコントロールしているサーカディアンリズムは環境時間と常に同期を試みまています。その手段の一つが光です。太陽の明暗サイクルは睡眠や覚醒に強力な影響を及ぼしますが、光の露出を操作して、夜の睡眠を改善し、日中の注意力を高めることができます。光の露光時間と、露光レベル、その手段に関してクライアントとプログラムを作っていけるようになります。

ストレス

現代人は多くの慢性ストレスに曝されています。ストレスの仕組を学び、クライアントのストレスリリースを促す方法を実践をとおして学びます。また、ストレスにはポジティブな反発を誘導するホルミシス効果があるものを学び、生活の中に取り入れることができる可能性のあるものを学びます。

HPX軸

甲状腺、副腎、骨/筋肉、性腺、乳腺、腎臓などの重要な器官は視床下部（H）と下垂体（P）からの影響を受けながら恒常性が調整されていきます。これらの軸でどれか一つでも不調がおこると、その対象となる生理機能が低下し、さらには他の軸にも影響を及ぼします。HPX軸の全体像を学ぶことで、ライフスタイル介入による調整への作用を理解します。

腸脳軸(相関)

腸と脳は迷走神経や神経伝達物質をとおして相互コミュニケーションしていることがわかっています。腸の健康が様々な神経障害と関連しています。特定の食材やストレスで起きる腸の炎症が、脳の炎症を起こし精神的機能を低下させます。脳でおきる異常の調整を目的に腸環境を整えていく考え方を学びます。

インスリン抵抗とメタボリックシンドローム

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで血流を循環する栄養素の量を調節しています。しかし特定のライフスタイルはインスリン分泌を恒常的に高め、インスリン抵抗を高めます。抵抗性は時間とともに高くなり、栄養素の取込の阻害や、脂肪の蓄積を増加させることでメタボリックシンドローム、そして糖尿病、高血圧、心疾患などの疾患を引き起こします。インスリン抵抗を未然に防ぐライフスタイル調整を行えるフレームワークを学びます。

心血管疾患 / 高血圧 / 糖尿病

メタボリックシンドロームにより引き起こされる代表的な疾患とその発生のメカニズムを学びます。50代以上のクライアントの場合、いずれかの疾患を持っている可能性が高く、コーチはクライアントの事情により寄り添ったライフスタイル指導が可能になります。

メンタルヘルス

精神的健康とは、正常に考え、感じ、そして刺激にたいして反応出来ることです。しかしメンタルヘルスが低下している歳は、これらが難しくなったり、時には不可能になります。うつ病や不安神経症などの一般的な精神障害、統合失調症や双極性障害などのより複雑な症状があります。本人のメンタル機能が低下している時には、コーチがその機能を果たせる範囲が狭くなるため、コーチングの際の注意点を学びます。

認知症

認知症は記憶や思考など認知機能の低下です。進行性で時間の経過とともに悪化し、性格の変化を引き起こすこともあります。 しかし、いくつかのエビデンスでは回復が起こることも示されています。ここでは認知症のメカニズムと、リコード法などのライフスタイル介入を実践されているクライアントをサポートしやすいように、それらのプロトコルの概要を学びます。

摂食障害

摂食障害とは過食や拒食といった、健康および社会的機能を著しく損なう状態です。栄養バランスが崩れているだけで起こることもありますが、ネガティブな肉体的セルフイメージに根差していることもあります。クライアントが自分の意思で、食べたいものを、食べたい量で、食べたい時間に選択していくために、心の栄養を与える力について学び、実践をとおして力をつけていきます。

自己免疫疾患

免疫系が誤って自身の体を攻撃している状態です。免疫システムは細菌やウイルスなどからカラダを保護します。しかし、免疫が病原と自身の細胞の違いの認識を誤ることで自己攻撃が起こります。自己免疫疾患は原因不明とされており、これを持つ方も増え続けています。クライアントが選択しているライフスタイルをサポートするために、自己免疫疾患の基礎やエビデンスに基づいたライフスタイル介入の実例を学びます。

除去食

除去食（エリミネーションダイエット）を実践されているクライアントにコーチを提供するために必用な知識を学び、自ら除去食の実践も行います。除去食は食事から特定の食材を除き、その後再導入を行う食事法です。特定の食物に対する不耐性や過敏性を持たれているクライアントに対しコーチを提供する力をつけていきます。

サプリメンツ

健康作りは栄養価の高い食品を豊富に摂ることから始まりますが、様々なライフスタイルの制限や好き嫌い、食欲の度合いなどにより体に必要なすべての栄養素を摂取できているとは限りません。このようなケースではビタミン、ミネラル、その他のサプリメントが栄養補助として役立つことがあります。クライアントが摂取しているサプリメンツを理解していくためにサプリメンツの全体像とその作用を学びます。

セルフケア

自身を癒していく時間をどれだけ確保していますか？現代人は自分自身のケアはあらゆる優先順位の最後の方になりがちです。カラダのケア、精神のケア、そして魂のケア、人との繋がりのケアを、しっかりとスケジュールに組み込み、意識をしていくことが総合的健康の実現には欠かせません。クライアントに最も優先順位の高い活動の一つにセルフケアが組み込まれるように働きかけましょう。

自然回帰

人間は本来、自然とのつながりを求め、生きているもの全てへの親しみと敬意を感じる存在です。 あらゆる研究が、自然の中で時間を過ごすことが、幸せや高い満足感につながり、精神的な健康を改善することを示しています。 19世紀以降の技術革新は人類を自然界から分離し、人間と自然との関係性を根本的に変えながら健康基盤を揺るがしています。 自然に触れる時間を増やし、自然特有の形や色、香りや音など、五感で感じるあらゆる感覚に自然を取り入れる工夫をクライアントと考えていく力をつけていきます。

ライフスタイルデザイン

生活を12の分野にわけて、それぞれの意味や目標をクライアントと考えて行きます。クライアントの人生における情熱や生きがいなどにエンゲージし、その視野を広げ、可能性をさらに高めていく、エキサイティングな機会をファシリテートしていけるようになります。

プライマルコーチの役割

プライマルコーチとして、どのようにクライアントに関わりますか？プライマルコーチはクライアントに対し、より健康的に現代を生きていくためのライフスタイルプログラムを提案したり、クライアントが選択したプログラムのアカウンタビリティパートナーとして、プログラムに沿った実践を促します。ここでは、診断や処方など医療の分野に関わることは役割に含まれないことも明確に学びます。

tGROWモデル

クライアントとのコーチングセッションをどのように進めますか？ tGROWモデルはコーチングコミュニケーションで最も用いられているフレームワークです。問題解決、目標設定、生活改善などのプロセスにおいて、コミュニケーションを構造化できるため効果的なモデルを使いながら実践することで、コーチングセッションの運び方を学びます。

肯定化

あなたはクライアントをどのように力づけますか？ 「肯定化」はクライアントの内なる動機付けや集中力を高めることができる、コミュニケーションスキルです。存在価値の自己評価を高め、自信を持って歩んでいくことを促していくことができます。

セルフイメージ

「自分は十分ではない、価値がない」と考える方のコーチをしたことはありませんか？ 低いセルフイメージは過去の失敗や恐れから引き起こされ、自らに語る物語が現在の自信の低下を起こします。セルフイメージは時に自己破壊的な習慣の原因となっています。クライアントが自らを愛し、自尊心を認識し、達成可能である能力に気づくプロセスサポートを学ぶことで、人生の質の大きな変容をサポートできます。

ゲームとフレーム

どつぼにはまって抜け出せないクライアントを持ったことはありませんか？ 人間は様々な舞台で様々な役割を演じています。本人が親しい人を巻き込んだ無意識にストレスの高い役割を演じていることがあり、それをゲームと呼びます。また、特定の観方＝フレームを持っていることで、マイナスの信じ込みを持っていることがあります。ハイストレスなゲームやフレームでは、健康が著しく損なわれますので、クライアントへの質問でゲームやフレームに本人が気づく可能性があります。

人間関係の構築

効果的なコーチが可能な人間関係はどのような質を持っていますか？ 良い結果が生まれるコーチングの関係には普遍的な性質があります。信頼と親密さがあり、お互いに相手を受け容れている関係です。相手に純粋な関心を持てることを前提に、信頼と親密さを気付いていく方法を実践を通して体験していきます。